イベントレポートのおしごと

2月末と4月に書いたものを今さらながら。 東京国際文芸フェスティバルでのレポート記事(公式Facebookページに掲載)がきっかけで書かせてもらいました。 イベントレポート:『きっとあなたは、あの本が好き』発売記念都甲幸治×藤野可織トークイベント | …

『キャロル』、車内からの追憶の果てのブラックアウト

『キャロル』(2015年)を観ていて、劇伴音楽のひとつがミニマリズム風だったのでふと『めぐり合う時間たち』(2002年)を憶い出す。『めぐり合う時間たち』ではフィリップ・グラスの音楽が使われていた(『キャロル』の方の音楽はカーター・バーウェル)。…

近所の桜は安堵色

近所の土手沿いの桜が咲き誇っている。冴えないこの町の割にはやはり並に綺麗だけども、感嘆というよりとにかく安堵の思いがするのだった。ピンクの提灯や屋台の騒々しさと、陽光を受けて冬を脱出したよろこびを表さんばかりに鮮やかになっている雑草の緑と…

2014年に御恵投頂いた本

日を跨いで2015年度へとがらっと変わってしまったけれども、いまさらの、2014年度に御恵投頂いた本の紹介を。若造に恵んで頂けた以上、宣伝するべきだろう(それ以上によく学ぶことが求められているのだろう・・・)と思っているので。ほんとうはより人の目…

ほっぺた落ちた

西麻布の串焼き屋で食べた和牛のたたき。

こまごまと2月のさいごの8日間のことを

21日、なにか読もうにもどうにものめり込めないので、『あなたを抱きしめる日まで』(原題はPHILOMENA)を鑑賞。夏の学部ゼミ合宿で『小さいおうち』とか『贖罪』に触れながら興味関心の紹介を行った際にM先生に勧められていたのだが、機会を逃していた。準…

集まって読書、寄り合って映画

7日、自分で企画した読書会@三田へ。その名も「20世紀英文学読書会」。細々とやっていく予定です。 この日は初回で、D.H.ロレンスの"England, My England"の1915年版(狙ってなかったけど100年前!)を。参加者は3年生女子2人。一人はウルフ、もう一人…

1月のことをいまさらながら

10日、身内の研究会での発表をこなす(いや、こなせなかった・・・)。 教員4名、先輩院生5名、同学年1名。これだけの人数が僕の発表のためだけに来てくれているのである(懇親会も含めた新年の挨拶も目的に含まれてはいるが)。そのプレッシャーたるや…

ブログ名変更

(旧)「つじじをめぐる妄言」 ↓ (新)「浜辺でごにょごにょ。」 ほらさ、ハンドルネームが入ったブログ名って小っ恥ずかしいじゃん(かといって新しいのもキマってないなあ・・・)。

口は禍の元、筆は妄言の元

「口は禍の元」なんて言葉を、最近は(不幸にも)実感することが多くなっている。 意外に思われるかもしれないが、ぼくは割と話したいことを多く抱えていて、ついつい調子に乗って余計なことまでついでに吹聴してしまうことも少なくない。とりわけ、悪口は最…