2014年に御恵投頂いた本

 日を跨いで2015年度へとがらっと変わってしまったけれども、いまさらの、2014年度に御恵投頂いた本の紹介を。若造に恵んで頂けた以上、宣伝するべきだろう(それ以上によく学ぶことが求められているのだろう・・・)と思っているので。ほんとうはより人の目につくTwitterで呟きたいのだけど、去年はタイミングを逃してしまってばかりだった。

 

イギリス文学入門

イギリス文学入門

 

 見ての通り、イギリス文学の概説の本。学部4年時のイギリス文学(史)を学び始めたばかりだった自分に贈りたい一冊。そのときに手に取った本ってあんまりぴったり来なかったんだよねえ。イギリス文学史本のやっとの更新ということで貴重。もちろん、今でも、これからでも、ずぅっと参考になる充実した記述ばかり。コラムやテーマ記事に読み応えがあります。

 

一九世紀 英国 小説の展開

一九世紀 英国 小説の展開

 

 必要な章だけコピーした数日後に、頂く運びに。下さった方が別の機会に、「僕の全ての関心があの章に詰まってます」と発言していたのを耳にした。

 

読むことの系譜学 ロレンス、ウィリアムズ、レッシング、ファウルズ

読むことの系譜学 ロレンス、ウィリアムズ、レッシング、ファウルズ

 

 卒論でお世話になった先生の初単著です。自宅に送って頂くのも、「謹呈栞」(?)が入った形も初めての経験でした。この本についてはもっと読み込んでから、書評めいたものを書きたい。20世紀以降の英文学を研究する人間のお手本となるような論考だと思います。ぼくのお気に入りは第3章「ジョン・ファウルズとロレンス−『ダニエル・マーティン』におけるインターテクスチュアリティ」。

 

 ということで計3冊。各書ともに内容にあまり触れずの紹介であるので、時間を見つけて詳しく書評してみたいところ。

 

 おまけでこれも。

学生による学生のためのダメレポート脱出法 (アカデミック・スキルズ)

学生による学生のためのダメレポート脱出法 (アカデミック・スキルズ)

 

 これは御恵投というか、なんというか。自分がほぼ携わっていないのだけれど、名前が載ってしまっている本です。おそらく関係したのは1、2ページ分だけ? お知り合いの方々がご尽力なされました、ほんとうにお疲れさまです。 
 ピアメンター制度が積み上げてきた叡智が結実した一冊なだけあって、数あるレポート本の中でも学生がまず手にするべきのはこれだと信じてやみません。自分のレポートのどんなところが「ダメ」なのか、どうしたら「ダメ」から脱出できるのか。とりわけ後者において卒論レベルにおいてまで役立つ本なのではないだろうか。スケジュール管理方法など、経験則で学ぶしかなかったような知恵が載っちゃっています。